この歌は果たして誰かに届いているのだろうかと考えてしまうような時に

たまたまですが先日、2009年の日本映画『フィッシュストーリー』を観た。

なんつーか、バンドやってる人は観たほうがいいんじゃないかな、と思わせる映画だった。

 

伊坂幸太郎氏の本はわりと好きで一時期よく読んでいたけれど、なぜかこのフィッシュストーリーの原作は読んでいなかった気がするので映画が先。知らない人のためにものすごく乱暴に要約すれば、売れないロックバンドが作った曲が時代を越えてつながってつながって最終的にものすごい事を起こす、という話なのだが(ものすごく乱暴です)。

 

我々のような売れないバンド(ここであえて「売れない」という言葉を使ってしまうけど)としては、今やってる曲が果たして誰かに届いているんだろうか?と思ってしまうことはたまにある。たまにというか、よくある。実は常にある。もしかしたら売れてるバンドでも思うのかもしれない。わかんないけど。

 

音楽、特にロックと呼ばれる音楽をやってる人は、ちょっとでも誰かを幸せにしたいとか、救いたいとか、役に立ちたいとか、そういう気持ちで曲を作ってる人はそれなりに多いんじゃないかと思う。わかんないけど。少なくとも自分はわりとそうだ。自分の曲で誰かがちょっとでも救われて、少しでも幸せな人生を送ってもらいたいと思ってるところはかなりある。なんか大きなこと言うようだけど。思ってるんだ。思ってるんだよ!別にいいだろ!

 

だけど、実際に自分の曲が誰かに本当に届いてるのかなんて分かるすべが無いということも感じている。「元気が出ました」とか「笑顔になれました」とか言われたらそれは嬉しいよ。嬉しいから、そう思ったら言ってもらえたら、正直嬉しいよ。どっちかといったら言ってください...

 

けどさ、それって一瞬じゃない。

その一瞬が、本当にその人の人生を良くしたかなんて大きなことは実際はわからないじゃない。

 

そんなこと、誰にも分からないじゃない。

 

それを、俺たちが分かろうとすること自体、傲慢じゃない。

 

だからね、結局俺たちは、誰かの心に届いているんじゃないかと信じて、思い込んで、続けていくしか、ないんじゃないかな。

 

 

 

 

2017年2月25日(土)

夢うらら主催 〜過ぎてもチョコくださいの回〜
@下北沢ろくでもない夜
OPEN 17:30
START 18:00
チケット 前売2,500円+1drink 当日3,000円+1drink

〜出演・タイムテーブル〜
18:00 葉月
18:25 walrus
19:00 オルタードシステム
19:35 tardigrada
20:10 Lastdrop
20:45 夢うらら
21:20 ビンビールズ

 

チケットご予約はコチラまで。

 

text by NAMAHAGE

at 20:55, bimbeers, バンド

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きっと忘れない

 

ビンビールズの活動中おそらく最も多くライブを演らせてもらった高円寺ミッションズが2017年1月22日をもって閉店する。

 

ライブイベントORGASMで散々世話になったCHAOSも一年振りのライブだというし、最後に一目とも思い閉店直前に立ち寄ってきた。ここでは10周年記念イベントもやったし、活動休止からの復活ライブも、ワンマンもやったし、いろいろ思い出がある。思い出ばっかり引きずってちゃあいけないなっていうのもあって普段は過去の記憶はあまり引っ張りだし過ぎないように努めているが、今日は特別だな。

 


高円寺ミッションズ
ありがとうございました。

きっと忘れない。

 

text by NAMAHAGE 

at 11:10, bimbeers, その他

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2016年の終わり〜ソラメにのせて

ナマハゲです。少々気が早いですが、こちらのブログは恐らく今年最後のエントリーになると思います。音を出せる環境の方は、可能ならば以下のリンクのプレイボタン、もしくは「Listen in brouser」ボタンを押した上で本文をお読みいただけたら幸せです。

 

 

ビンビールズは先日の2ステージライブをもちまして2016年の活動を終了しました。例年の事なので「またか」とお思いでしょうが、過去の事を振り返るのはあまり好きではありませんし、年越しとか記念日とか、誰かが決めた節目を必要以上にありがたがることも本意ではありません。ですので、今年ビンビールズにどんな事があったかとあらためて振り返ることは、いたしません。

 

 最初も最後も無いとかね

 別れはいつかは来るとかね

 そうは言ってもやっぱ気になってんだね

 節目ってやつはそういうもんなだね

 

プレイボタンを押した方は聴いていただいているであろうこの曲は「ソラメ」と言います。「まあそうは言っても節目って気になるよね」という内容でして、年末年始の気持ちを歌った曲です。この曲、自分としてはかなり好きなのですが、季節モノというのもあってあまりライブで披露する機会が無いものですから、できたら何らかの方法で聴いていただきたいなと思ってこのような形でご提供してみました。

 

ビンビールズですが、今年で活動約十三年になると思います。メンバーを変えずにこれだけ長く続けてこられたのは奇跡的としか言いようがないです。そうは言っても、あまり人に言う事でもないのであえて伝えていない事も多々ありますが、これまでバンド存続に関して危うい状況が何度かあったという事も確かです。それをなんとか乗り越えながら、スローペースながらも曲を作って発表し、一定の周期でライブを行い、ここまで来れているということについて、「嬉しい」というよりも「ホッとしている」という表現の方がしっくり来るような気がします。

 

先日ドラムのまんぷくと車で移動していたときに何となく「ビンビールズ今度どうする?」みたいな話題になって、特に何か結論が出たわけじゃないのですが、もしビンビールズが無くなったら自分はその後どのように生きて行くのかという事を想像する機会がありました。しかしながら、僕は正直ビンビールズが無くなった時の自分というものを具体的に想像できませんでした。

 

一方で、自分がビンビールズで曲を作り歌詞を書き演奏して歌うという事を繰り返している意味については、最近少しずつ確信が持てるようになってきたという一面もあります。それはやはり「自分の曲は自分自身に向けて作っている」という事がよりはっきりしてきたという事です。自分の作る歌の中にいる人物は、今現在の自分よりも少しだけ理想の人間像に近い存在だという気がしてきたという事です。そうする事で、何とか自分が正気を保っていられるし、公明正大に生きるという事を諦めないでいられるような気がします。

 

ですので、もし自分が曲を作って歌うことを止めたら、たぶん自分は今より少しダメな人間になるのだろうと思っています。

 

音楽に携わっていなくとも、人それぞれそういった心の拠り所というものが何かしらあるのでしょう。

きっと。

 

来年、どんな風に動いていくのか、どんな事が起こるのか、まだよくわかりませんが、

 

一年間お付き合いいただき

 

どうもありがとうございました

 

また来年!

 

ビンビールズ ナマハゲ

at 22:17, bimbeers, バンド

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プロフェッショナル 仕事の流儀

 

12月17日ビンビールズ2ステージライブ、みんなありがとうね。

 

僕らがハシゴでライブできるようにするのに、2つのイベントの主催者には細かく時間調整などご協力いただいてしまいお手数おかけしました。両者とも快く対応していただいたんだけれども、イベントを主催する側としてはこういうの結構大変なのを知ってるだけに、我が侭を聞いてもらってスミマセン。

 

『昼のビ』の鳩尾バズーカモンスターズは想像通り「ゆるカオス」な感じで、それにしてもコアな音楽をやってる人たちはなんでこんなにみんな人に優しいんだろうって思ったよね。ビンビールズとしてもちょっと黒っぽいイメージの曲を集めてやらせてもらいました。スクラムシロップとはバンドをやってるスタンスに勝手にシンパシーを感じているので、これからも仲良くしてくださいセンパイ。

 

『夜のビ』のKISS the RHYTHMは一転して、ゆるやかでビースフルな雰囲気で。たくさんの方に見ていただいてありがとうございました。昼のステージの疲れが丁度良く力を抜いてくれたみたいで、かなり良いライブが出来たんじゃないかと自負しております。

 

ライブ写真というものについて、思っていることを少し書きます。今回「KISS the RHYTHM」ということで初めてイベントを主催した木下ひろこ氏、本人が数えたらこれまでビンビールズのライブを71回も撮影してくれているとのこと。自分らがやったライブの本数にも驚きだけど、ほとんどのライブに予定を合わせて撮りに来てくれる彼女にも感謝しきりです。大きな会場でやる人気のあるミュージシャンなら分かるけど、我々のような規模感のバンドがこのようにメジャー級の作品を撮るフォトグラファーに毎回お付き合いいただけるのは、なんだかおこがましいと思う気持ちも正直あります。でも、ありがとう。

 

俺は感じているんだけど、良いライブ写真を撮るフォトグラファーというのはプロ意識がとても高いので、ライブ撮影中も常に背後にいる観客の邪魔にならないように細心の注意を払って移動したりシャッターを押していたりすると思うのね(たま〜に超邪魔な感じでバシャバシャ撮るやつがいるけどそれはダメダメな例)。ひろこ氏はそのうえ仕事も驚くほど早くてだいたい翌朝には写真ができてるし。だから、いつも恐縮してるんですほんとに。それで、昨日は彼女主催のイベントだし「やるなら今日しかない」と思ってラストのスリーコードでステージに引っ張り上げちゃいました。あとで記録映像見たけど、ステージの上で堂々と動き回りながら撮影をするカメラマン、新しいでしょう!でも良いアイデアだと思ったんだけど、後で聞いたら「ステージの上からは撮り難かった」と言われた。笑

 

そういうわけでまあ何が言いたいかと言いますと、バンドの活動というのはそういった沢山の裏方さんのプロの仕事により成り立っているというのを、今回はちょっとだけ知って欲しかった、ということであります。

 

今日は彼女きっと疲れて寝込んでいると思うので、今回撮ってもらった写真はまたのちほどご紹介しますね(冒頭の一枚の写真は記録ビデオからの切り出しで、彼女の作品ではありません)。

 

ビンビールズ来年の予定はまだモヤっとしか決まってないので、じきに発表します。それでは。

 

12/17曲順

 

【昼のビ】
 風
 ハイライト
 バガボンド
 GATE CRASHER
 エアヨーヨー

 

【夜のビ】
 賛否両論
 JETSTREAM
 A
 NEW MUSIC
 ストライダー
 スリーコード

 

text by NAMAHAGE

at 11:56, bimbeers, ライヴレポ

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サラリーマンに告ぐ

昨日の朝からどうにも身体の具合が悪く、身体重いし頭痛いし目眩がするし。

今週はかなり細かいことを集中してやったり、打ち合わせで人と対決したり精神的にもいろいろあったので、ああこれはたぶん風邪じゃなくて過労で身体が拒否反応を示しているのかなと思い、午後はすべての仕事をぶっちぎって携帯の電源を切って布団で寝たり漫画を読んだりして現実から逃げた。

 

今日も少し別の業務はあったものの、なるべく部屋で何も考えず寝たりギターを弾いたりしていたら、ほぼほぼ完治。

最近身体の状態がやばい時の対処法も板についてきた。

 

こういう時に速やかに逃げることができないとかなりやばい事になる気がする。

サラリーマンの仕事ってのは個人じゃなくてチームでやるものだと思うように努めている。自分なんか普段からそんなに大した仕事してないし、二、三日いなくてもそんなに大きな問題は起こらないはずである。いや逆に自分がいないと仕事が回らないなどという考えはただの傲慢でありそのような意識で仕事を進める事は事業継続性という意味で既にビジネスマンとして失格である。だから君がいなくとも何も問題は起きない。携帯の電源を入れたら着信履歴が大変なことになっているかもしれない。メールの件数えらい事になっているかもしれない。しかし、それらの問題は君が居ない間に自然に解決しているものが大半であろう。君が居なくとも世界は続くのだ。だから身体や心が悲鳴を上げた時は休め、逃げろ、君よ。誰に何を訴えているのか、わからなくなってきたが。

 

日々前向きに生きようと努めていると疲れるよ。だからたまには、後ろを向こう。

なわけで明日はライブで歌うよ!

 

12月11日(日)
夢うらら主催〜忘年会の夜〜
下北沢ろくでもない夜
前売2,500円/当日3,000+1ドリンク
開場17:30 開演18:00

18:00 西山小雨
18:30 ノムライダー
19:05 なまおとさず ←←←
19:40 twichem
20:15 夢うらら
20:50 もりきこ
21:25 Night Zoo
22:00 NEO DIS-CODE

 

ご予約
https://pro.form-mailer.jp/fms/76e3d38a83013

at 23:41, bimbeers, -

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